築22年住宅の性能向上改修工事。夏の暑さ対策と冬の居室間及び上下階の温度差を少なくし、1年中快適な室環境の構築を目的とした性能向上計画。

<建物データ>
建物種別:S造2階建て
築年数:22年
延床面積:223㎡
建物用途:住宅
工事期間:2か月

まとめ

<作業内容>  
Low-e複層硝子に交換
全館空調新設
断熱材改修

<ポイント>
お施主様が居住しながら工事を進める計画を必要としあらゆる面で適切な計画と管理を要する工事であった。
1階はマルチ機器及びダクトを撤去する事で全館空調用のダクト経路を確保する計画。2階屋根裏は、断熱材が薄くエアコンの効率が悪い状況であった。天井裏の空間は比較的広くグラスウールの敷設及びダクト経路は確保できたが、本体から分岐チャンバー迄の経路確保が困難なため、ダクト経路用に外壁部に柱型を新設し経路を確保する必要があった。
既存の在来浴室は断熱材を挿入した工法ではなかった為、保温性能の高いユニットバスに変更し、かつ、浴室暖房を設置することで、ヒートショックを軽減する計画とした。